不図
過去は問うことなく未来へ進んで行くつもりだが、
まあ、過去を思うよな。
先日の選手権、我らがU12の選手を取り巻く背景の話。
U12は本当によく頑張った。
結果はともかく、こちらの期待以上に戦ってくれた印象。
後に引けない、絶対に負けられないという状況がそうしたのかな。
その気迫は想像以上だった。
そう見えたのはスタッフだけでなく、控えメンバーも同じ。
ハーフタイムにはベンチの選手たちから自然と拍手が沸き起こった。
スコアは0-0だったのに、、
ピッチ上で身体を張る仲間をベンチから見て、気持ちは共に戦っていたからそうなったんだと思う。
そんな経験、俺は初めてだった。
自らの身体を犠牲にして戦う For the Team な選手たち。
試合には出れないが自らも同じ志で見守る選手たち。
これぞチームワークだな。
17期生を象徴する場面だった。
試合後のロッカールームの場面、
監督として俺は、泣き崩れる選手の様子を見て言葉を飲み込み、言葉を選んだ。
んで、最初に発した言葉は
「本当にお疲れさん」
この言葉を聞いて何人かの選手が更に声を立てて泣き始めた。
これ何度か経験したことあるが、もらい泣きするやつ(ToT)
最後だ、
本当にこれが最後だと思って挑んだのだろうけど、
俺のその言葉が想いにトドメを刺したのかも。
もう戻れない、あんなに楽しかったのに、、
そんなところだったのかな。
でも、足踏みしてる暇はない。
サッカー人生はまだ始まったばかり。
ここからが本当の勝負だ。
U12の全選手達にとってこれまでの経験が糧になることを信じて、これからも応援していきたい。